あはきマガジン
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訪問鍼灸のケアプラン活用とspotologで実現する効率的なケアマネ連携

訪問鍼灸事業者がケアマネとの連携を強化するうえで、ケアプランの仕組みを正確に理解することが大切です。ケアマネは、利用者の訪問鍼灸などのサービスをケアプランとして計画、提案して管理する立場にあります。訪問鍼灸をケアプランに組み込むことで、継続的な利用につながりますが、訪問鍼灸の仕組みがケアマネに十分伝わっていないケースも多いです。この記事では、ケアプランに訪問鍼灸を取り入れる流れとspotlogを活用して情報共有を効率化するポイントをご紹介します。

◎ケアプランに医療保険で組み込まれる訪問鍼灸

ケアプランと呼ばれる居宅サービス計画書は、要介護認定を受けた利用者が在宅で自立した生活を送るために必要なサービスを整理した計画書です。ケアマネと利用者やその家族が、生活課題を把握するアセスメントや面談を行い、それを元に作成します。訪問介護や通所リハビリなどすべての介護保険サービスは、ケアプランにもとづいて提供されるため、ケアプランに記載されていないサービスは原則利用できない仕組みです。

訪問鍼灸は介護保険ではなく、主治医が発行する同意書があれば健康保険の医療保険が適用されます。介護保険の支給限度額には一切影響がないことが訪問鍼灸の特徴です。すでに介護保険の限度額を使い切っている利用者でも、訪問鍼灸であれば医療保険の一部負担金のみで利用できます。訪問鍼灸が医療保険で在宅に入れる施術サービスという位置付けは、ほかの介護系サービスと訪問鍼灸を比べて大きく異なる点です。ケアマネにとって訪問鍼灸が追加しやすいサービスとして提案しやすいことは、訪問鍼灸の大きな強みといえます。ケアプランへの訪問鍼灸の記載では、介護保険サービスではないものの、第3表の週間サービス計画に訪問鍼灸の実施曜日と時間帯を記載して、ほかのサービスと訪問鍼灸との調整を図ることが可能です。

訪問鍼灸がケアチームの一員として位置付けられれば、ケアマネとの連携が継続的で組織的なものになります。事業者として自社の訪問鍼灸サービスがこの仕組みの中でどう機能するかを理解しておくことで、ケアマネに訪問鍼灸サービスの内容をわかりやすく説明できるようになり、信頼も得られます。

◎訪問鍼灸を対象とする利用者と利用開始までの流れ

訪問鍼灸を対象とする利用者と利用開始までの流れ

ケアマネにこの利用者には訪問鍼灸の提案が必要だと判断してもらうためには、対象者の要件が明確である必要があります。訪問鍼灸導入のために、日常の課題を分析しているアセスメントで痛みや痺れがあると記載がある利用者に対して、改めて6大疾病へ該当していないかを確認することが大切です。さらにケアマネに誰がどのように訪問鍼灸を利用できるのかをわかりやすく伝えることも重要になります。

訪問鍼灸で医療保険が適用される対象は、6大疾病と呼ばれる神経痛、リウマチ、腰痛症、頸腕症候群、五十肩、頸椎捻挫後遺症を抱える方です。6大疾病は在宅の要介護者に非常に多く見られる疾患で、ケアマネが担当する利用者のなかにも該当する方は多く存在します。訪問鍼灸は通院が困難な在宅療養者を主な対象としているため、外出に制限のある要介護者との親和性が高いことも特徴です。訪問鍼灸の利用をはじめるにあたり、まずケアマネが利用者の病名や症状をアセスメントし、6大疾病に該当するかを確認します。

次に、主治医から訪問鍼灸の必要性があると書かれた同意書を取得する必要があり、取得のための流れは鍼灸師が持参した書類に主治医が記入と捺印をする形です。同意書は約6ヶ月ごとの更新が必要ですが、この過程でケアマネが利用者と主治医との橋渡しを行います。対象者の要件や訪問鍼灸導入までの流れをあらかじめケアマネに共有しておけば、紹介から利用開始までを円滑に進められます。

◎ケアマネが作成するケアプラン

ケアマネが作成するケアプラン

ケアプランは、第1表から第7表までの帳票で構成されており、訪問鍼灸はそれぞれの表に関連する形で反映されます。訪問鍼灸を記載するために必要な情報提供や連携で大切なことは、事業者がケアマネがどのようにケアプランに記載するかを理解しておくことです。ケアプランの第1表では、利用者の生活全体を支える大きな方向性が記されています。痛みを生活課題と捉えることで、ケアプランに訪問鍼灸を組み込む必要性があります。訪問鍼灸の事業者として、痛みがどのように生活動作の邪魔をしているのかを、日頃からケアマネへ情報提供しておくことが大切です。

ケアプランの第2表では、訪問鍼灸を組み込む際に、痛みの緩和による具体的な生活動作の改善を目標に設定します。目標は、長期と短期に分けてそれぞれ作成することが必要です。具体的な訪問鍼灸のエピソードや改善事例をケアマネに伝えておけば、ケアプランに目標を設定しやすくなり親切です。たとえば「夜間の腰痛を軽減し、8時間ぐっすり眠れるようになる」「痺れによる転倒不安を解消し、ひとりでトイレに行ける」という具体的な目標がケアプランで設定できます。目標は原則として利用者が主体となる言葉で表現する必要があるため、専門的で医学的な文言よりも「〜できるようになる」といった生活動作の改善を示す言葉で伝えると、ケアマネがケアプランに記載しやすいです。

ケアプランの第3表では、訪問鍼灸をはじめとする各サービスの実施曜日や時間帯が一覧化されます。訪問鍼灸と訪問リハビリや通所サービスなどほかのサービスとの時間が重複しないよう調整が必要です。鍼灸治療の施術を受けた後は、一時的な倦怠感や眠気がでる場合があります。訪問鍼灸の施術日の前後に負荷の高い活動を詰め込まないようケアマネへ伝えておくことが、安全な訪問鍼灸のスケジュール設計と信頼感の獲得につながります。

◎ケアプランに訪問鍼灸を組み込むポイント

ケアプランに訪問鍼灸を組み込むポイント

ケアマネが訪問鍼灸導入を検討する際には、施術効果への納得感とこの事業者なら訪問鍼灸を任せられるという信頼が必要です。痛みが生活に与える影響をケアマネと共有し、主治医と連携したフォローを行うことで、訪問鍼灸事業者は信頼を獲得できます。訪問鍼灸の施術効果をデータで示すことで、次の利用者の紹介につなげることも可能です。

〇痛みが生活に与える影響をケアマネと共有する

ケアプランは、利用者の生活上の困りごとを基点に設計されます。訪問鍼灸を提案する際は症状の名称だけではなく、その症状が日常生活のどの場面を妨げているのかという視点で伝えることが大切です。「手の痺れで食事動作がしにくくなっている」「膝の痛みで外出を諦めている」といった具体的な生活への影響をケアマネと共有できれば、ケアプランの課題設定に訪問鍼灸が自然と結びつくようになります。利用者が痛みは歳のせいだから仕方ないと諦めているケースでは、事業者からの積極的な情報提供が課題解決方法の選択肢を広げます。初回の情報提供の機会として、担当者会議や定期的な挨拶訪問を活用することが効果的です。

〇主治医と連携したフォローで事業者の信頼を獲得する

主治医の同意書取得において、ケアマネが主治医へ伝えやすいよう、訪問鍼灸の事業者として情報を整理しておくことが重要です。対象疾患の一覧や施術の目的、期待できる効果をまとめた資料をケアマネへ提供しておくと、同意書取得の後押しになります。6ヶ月ごとの同意書の更新時期を事業者側から改めて案内する仕組みを持つことで、ケアプランの更新管理の手間を削減し、この事業者に依頼したいと思ってもらえる関係性を構築できます。主治医への紹介状や情報提供書の雛形を訪問鍼灸事業者が用意しておくと、ケアマネの負担をさらに軽減することが可能です。

〇施術効果をデータで示し次の紹介につなげる

連携を継続させるための最大の鍵は、紹介した利用者の身体状況の経過をケアマネが把握しやすくすることです。訪問鍼灸の施術ごとの痛みの変化や動作の改善状況を定期的にフィードバックで伝える体制を整えれば、ケアマネは立てたケアプランがうまくいっているかを確認する際に情報を活用でき、次のプラン更新にも役立てられます。訪問鍼灸の施術計画の流れをケアマネにあらかじめ伝えておけば、サービス量の見直しもスムーズです。施術報告書の精度と定期性が、次の紹介の動機となる信頼感を作ると同時に、ケアマネと一緒に利用者を支えているという連携意識が育ちます。

◎ケアマネとの情報共有を効率化するspotlog

ケアマネとの情報共有を効率化するspotlog

ケアマネとの連携を継続的かつ効率的に実現するうえで力になるのが、訪問鍼灸に特化したクラウドツールのspotlogです。施術現場で入力されたspotlogの電子カルテは、人体図や画像で視覚化されています。言葉では伝わりにくい痛みの変化や関節の動きが一目で把握でき、ケアマネへの報告に具体性と説得力が生まれることがspotlogの強みです。spotlogは、過去の施術記録と現在の状態を並べて見せることができるため、3ヶ月前からの経過などを視覚的に示せます。ケアプランの計画がうまくいっているかを確認するモニタリングに直接活用できる情報としてケアマネに届けることが可能です。

spotlogのケアマネ向け報告書の自動生成機能では、AIのサポートにより、医学的な根拠にもとづいた高精度な状況報告を素早く作成できます。spotlogを導入すれば電話やFAXでのやり取りが不要になり、デスクワークの時間を削れるため、多忙なケアマネがタイムリーに情報を受け取れる体制が整うことが特徴です。これまで手書きや表計算ソフトで作成していた訪問鍼灸の報告書の作成時間もspotlogで大幅に短縮され、その時間を施術の質向上や新規利用者への対応に当てられます。施術記録やケアマネへの情報共有や、モニタリングへの活用が一体化した連携の仕組みを作ることが、報告が早くて正確な事業者として選ばれ続ける差別化ポイントです。

複数スタッフの訪問スケジュール管理機能では、ケアプランで設定された曜日や頻度に沿った実績をリアルタイムで一元管理できます。ダブルブッキングや訪問漏れを防ぎ、ケアマネから約束通りに動いてくれる事業者として信頼を得ることにもつながります。spotlogに蓄積された施術実績データは、サービス担当者会議の場でも根拠ある報告として活用でき、他職種との連携もしやすいです。

◎まとめ

ケアマネが作成するケアプランに訪問鍼灸を組み込むことは、利用者が継続的に施術を受け、生活の質を向上させるための重要な入り口となります。ケアプランの仕組みを理解し、6大疾病や同意書の流れ、施術効果の結果と次に活かす内容のフィードバックをケアマネと積極的に共有することが、信頼される連携先になる第一歩です。spotlogの活用にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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